よくあるご質問&お問合せ

動物の問題行動について

長年続いている問題行動があります。コミュ二ケーションしてもらえばしなくなり、解決しますか?

ケースバイケースです。一般的には、問題行動が続いている時間に比例して、解き放つのに時間もかかります。人間の場合に置き換えてみましょう。長年続いている、アルコール依存があったとします。お酒を過度に飲んでしまう原因は、コミニュケーションをすることによってあきらかになります。が、わかったからといって、今日からすぐ、きっぱりお酒をやめられる人は少ないでしょう。動物も同じことです。

また、動物の問題行動が、飼い主さんご自身が抱えている内面の葛藤やトラウマとリンクしている場合も多く、そういう時は、飼い主さんご自身の意識の変換や変容がないと、動物の問題行動もおさまりません。彼らの問題行動は、動物自身の問題ではなく、飼い主さんに気がついてほしいがためのサインだからです。

どんな場合においても、飼い主さんご自身が心をオープンにする、動物の話すことを受け止めるお気持ち、同じ目線にたつことが重要です。そして、愛情と協力、彼らのペースを尊重する、忍耐―これらの姿勢やお気持ちを持つことが、最も大事になってきます。