コミュニケーション実例集

ウリ(リス)、ゆめ(母猫)、シロたん(息子猫)とのコミュニケーション

ウリ君(シマリス)、ゆめさん(母猫)シロたん君(ゆめさんの息子)について

OLのKさまは、長年、シマリスのウリ君と仲睦まじく暮らしてきました。
人間より短い命のウリ君は年齢を重ね、やがて別れの時がせまってきました。

ウリ君の容態がいよいよ心配になってきたころ、マンション前にひょっこり現れた猫の親子を保護することになったKさま。

その後、ウリ君が旅立ち、居なくなった喪失感、猫を迎えたタイミングに複雑な思いを抱えながら、仕事に忙殺される日々・・・

ちょうどそのころ、モニター募集していた私がその話を聞き、旅立ったウリ君とコミュニケーションさせていただくことになりました。

猫を家に迎え入れたのも、Kさまを残して去り難いウリ君の強い意志だったことが判明し、ウリ君の男らしさとKさまへの深い愛に胸打たれる。

そしてその意志は、脈々と・・・

ウリ君とのコミュニケーションご報告より抜粋
毎日どんな風に過ごしていたのか・・・あなたの一生は幸せでしたか?
いきなりケージから、ウリさんが飛び出してきた。それも、顔だけがリスのウリさん、背広にネクタイをしめた男性の姿をしている。 人間の姿になったウリさんは、ギュッと私を抱きしめると、「お帰りー」と言った。 (ギュッと抱きしめられた瞬間に、それはもちろん私ではなくKさまにで、ギュッと抱きしめたのは、待っていた気持ちと嬉しさを、象徴的に表す行為だと感じる) 私は心の中でつぶやいた。お姉ちゃんという呼び名から、兄弟か、飼い主という関係と思っていたけど・・・2人は恋人だったのか。 すると、瞬時にウリさんから答えが返ってきた。「僕とお姉ちゃんは夫婦だったよ」(密接な関係プラス苦楽を供にしたという点で、夫婦だったと伝わってくる) また私は、呟く。夫婦といえば、普通は男の人がメインで働くのだけど・・・ああでも、ウリさんはリスだし・・ 「僕の一番の仕事は、待つことだった」と、大きな声が聞こえてきた。 「それに毎日忍耐強くお姉ちゃんを待っていたという点で、僕は誰よりも男らしかったと思う」 私はウリさんの顔を見て、クスクス笑いをしてしまう。得意満面という顔で立っていて、それがユーモラスだったのだ。 するとウリさんはちょっと怒ったような顔になって、自分はお姉ちゃんを癒してもいたという思いを送ってくれた。 Kさまが帰宅して、ウリティンと呼ぶ声が聞こえる。(他にも呼び名を書いていただいたが、この呼び名しか聞こえなかった) ウリさんの高揚する気持ちも伝わってきたが、もっと強く伝わってきたのは、彼がKさまの役に立って嬉しい!という気持ち。 「そりゃあいい時ばかりではなかったけれど、僕のお姉ちゃんは、とても強い人なんだ!」と、彼は私に自慢気に語った。
ゆめとシロたんが来て、どう思っていましたか?
聞いた私も驚いたが、結論を先に言えば、2人を呼んだのはウリさん自身。 以下、見聞きしたことを順番に記していく。 ケージの中、目をつぶり2本足で立つウリさんの姿が見えてくる。手を前で合わせているので、まるでお祈りか、瞑想しているような立ち姿。 部屋の中は、オレンジの弱い日が差し込んでいる。でも、部屋の空気は暖かいというよりモヤがかかったように霞んでしまっている。 しばらくすると、そのモヤは、ウリさんの身体から出ているものであり、彼の体調が良くないとわかる。彼は弱々しい声を出した。 「僕は夏が過ぎた頃から、自分の身体が少しずつ弱っていくのを感じていたし、その後のことも知っていたよ。そのこと自体は少しも怖くはないけれど、人間の夫婦と同じように、片方を残して自分だけが逝く、そのことだけが怖かった(とても強い気持ち)」 私はそこで気がつく。「ああ!だから、そんな風に立ってお祈りしていたのね」 「外に、信号を送っていたんだ」と、ウリさんは言った。 「えっ、信号?」 「そうさ。ここに誰か来てってね。すぐ、その信号を誰かがキャッチしたのはわかったけれど、まさか猫とは思わなかった」 Kさまから、ゆめさんとシロたんはウリさんに合わせていないと聞いていたが、彼は猫たちのことを、ちゃんと認識していた。 ゆめさん、シロたん君が来て、これでKさまが独りぼっちにならなくて良かった、という安心感と安堵が強く私に伝わってくると、私はまた呟いた。 「でもウリさん、人がよすぎやしない。だって、猫はリスにとって天敵」 すると、それまで具合悪そうにしていたウリさんがいたずらっぽい顔になった。 「天敵なんて、身が安全ならなんてことないよ。そんなことより、男のリスでなくて本当に良かった!男のリスだけは願い下げ・・・わかるだろう、僕の気持ち」 ※シロたん君についてはコミュニケーションの全文を掲載しています。 下記のリンクより御覧ください。
報告書の全文掲載
※お客様に許可をいただき、報告書を下記に全文掲載しています。
⇒シロたん君のコミュニケーション 全文掲載へ
お姉ちゃんことKさまの感想

アニマルコミュニケーションの存在を初めて聞いて、受ける前の率直な気持ちから記したいと思います。

「そんな世界もあるのだなぁ、すごいなぁ。受けてみたいけれど、目に見えない事なので、若干怪しい気もするかな」

でも、実際コミュニケーションしてくださるのが、ペットシッターでお世話になっていた前田様ご本人と聞いてからは、楽しみの一言に変わりました。(お人柄を知っているので)

受けてまず変わったのは、私自身の気持ちです。

若干ニュアンスは違うなと思うところもありましたが、間違いなく彼等はいつも私を見守っていてくれて、話しかけてくれていると、心底感じることができたのです。

コミュニケーションを受けていなかったら、ゆめとシロたんに対する接し方は、確実に違う形だったと思います。

受けていなかったら人間対猫(ペット)、受けた後はなんて言えばいいか、上手く言えませんが、家族という存在でしょう。ペットなどではなく、私も、むしろ私の方が彼等を必要とし、支えられていると実感できるようになりました。

長くなってしまいましたが、コミュニケーションしていただいた全員の、特に印象深かった箇所をピックアップしてみました。

ウリ 「僕の仕事はお姉ちゃんを待つこと」の箇所と、「僕のお姉ちゃんは強い人なんだ」と前田様に自慢してくれたこと。

信号を発して、私が一人にならないようにしてくれた箇所は、タイミングが全て一致していたので、驚きでした。

シロたん 「○○しないでね、お願い!!」と言って欲しいという箇所。

それからは、いたずらして置物を落とさないで欲しい時「シロたぁん、お馬さんはお姉ちゃんの大事な物だから、お願いします。落とさないでね」と、お願い口調に変更しました。驚くことに、それ以来、今まで一度も落とされていません。

ゆめ「お姉ちゃんは私の人間!」そう思っていると思いますし、ゆめらしい言い方だと感じました。

今は、ウリの生前にアニマルコミュニケーションを知っていればということだけが残念でなりません。私からの一方的な「ウリティン大好き!可愛い!」ばかりで、ウリの「言葉や気持ち」を全く聞いてあげていなかったなぁと、痛感しています。

私たちのコミュニケーションが、受ける前の私と同じ気持ちをもつ方々のお役にたつのなら、とても嬉しく思います。

最後になりましたが、素晴らしい動物の心の世界を教えていただき、本当にありがとうございました。

前田のコメント

ウリ君とのコミュニケーションは、私にとって不安でもあり挑戦でもありました。

犬や猫は、人間と暮らしてきた歴史が長いですし、私自身一緒に暮らした経験があるので、意識の上でも「話せる」と信じているところがあります。

ところが小動物と呼ばれる動物たちを私はほとんど知らず、リス君にいたっては、本物をじっくり見たことすらなかったのです。

でもいざ話し始めると、そんな危惧はすぐに消えていきました。動物の心の深さ豊かさに種類は関係ないという力強いエネルギーが、強力に流れてきました。

アニマルコミュニケーションを通じて、Kさまが素晴らしい動物の心の世界を知ったと同じように、私もまた新たな心の扉を開けてもらった、印象深いコミュニケーションとなりました。

ゆめさんシロたん君は、これからもお幸せに!

ウリさんの男気とKさまへの愛情には、敬意を捧げます。

愛は形のないものだから容量などないけれど、リス君の小さな身体のどこに、あれほど大きな愛が・・・と思いを馳せるたび、人間は叶わないと、いつも私は呟いています。